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●心室細動ventricular fibrillation:
心室が無秩序に興奮して心電図ではP波、QRS波、T波が認められずに心室
細動波を呈し、心室収縮が起きないため血液の循環機能が停止していまいま
すので(心停止)緊急の処置が必要となります。
発生においての明白な誘引がないか分からなくて生じるものを一次性心室細
動と呼び、心不全やショックが原因で生じるものを二次性心室細動と呼んでい
ます。
心室細動の主原因として、心臓発作の間に生じる冠動脈疾患による心筋への
血流不足です。心臓を収縮させる働きをする心筋に血液が回らなくなるために
、きちんとした収縮がなされなくなり、血液循環が滞ってしまいます。
→心房細動・心房粗動と比較をする
治療:
先ず出来る限り早急に行う事として、心肺蘇生術(CPR)を行います。
その間に除細動を行う準備をします。
次いで胸部に電気ショックを与える除細動defibrillation(細動を止めること)が行われます。
その方法は胸の上から心臓を挟むように電極を置いて直流電流を通電させま
す。
現在では無資格でも使用出来る簡易型の除細動器(AED)の設置と使用が可能になり、誰でも音声ガイドに従って救命措置を行えるようになっています。
その機械では除細動措置が適切か不適切かも判断しますので、躊躇せずに
患者の体の二箇所に電極パッドを取り付けることができます。
その後、予防的な処置として以下の薬品のいずれかを選択します。
・塩酸プロカインアミドprocainamide hydrochloride(Ia群:APD延長)
アミサリン静注:第一 10%1・2mLなど。
・塩酸リドカインlidocaine hydrochloride(Ib群:APD短縮)
キシロカイン:アストラゼネガ 静注用キシロカイン2% 5mLなど。
さらに植え込み型の除細動器を取り付けることもあります。
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