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家庭の医学

急性白血病の治療:完全寛解導入療法(かんぜんかんかいどうにゅうりょうほう)


白血病の治療は寛解(かんかい)と言う考え方が用いられています。寛解とは言わば病気と完治の中間のような状態で、完全に治癒されていないまでも、治療の効果が表れて疾患による異常所見がなくなり、正常機能が回復した状態を指しています。寛解の具合によって、部分寛解と完全寛解に分かれます。

完全寛解に導くためには先ず化学療法がとられ、それにより白血病細胞が109個以下に減少すると血液全体の働きが健康な状態に近づきます。そして血球が正常値に戻り、骨髄中の芽球が5%未満になり、臓器浸潤も消失すると完全寛解complete remissin:CRと呼びます。
しかし依然として血液中には多量の白血病細胞が残っていますから、治療を続けないと再発(悪化)の恐れがあるわけです。更にこのまま効果的な治療を行い、完全寛解の状態が5年経過をめどに治癒したとみなします。

それで治癒を目指すために完全寛解後の治療として、今まで同様の治療を続ける地固め療法と退院後の通院により行う維持・強化療法があります。
寛解の具合を調べるために顕微鏡による血液学的完全寛解がありますが、十分な治癒を確認するためには遺伝子レベルで検査する分子的完全寛解が必要となります。






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