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糖尿病薬:インスリン製剤・血糖降下薬 hypoglycemic agent


●インスリン製剤insulin preparation:
各タイプとその主な使用例
1.超速効型インスリン:食直前注射で、頻回インスリン療法の糖尿病患者が対象
2.速効型インスリン:強化インスリン療法で食前注射、食後の血糖上昇を抑える。
3.順速効型インスリン:速効型インスリンより比較的持続する。(ブタ由来)
4.中間型インスリン:皮下注射後、1〜2時間で作用、6〜8時間後にピーク。
5.混合型インスリン:速効型と中間型の両者が一定割合で配合されたもの。朝夕2回注射。
6.遅効型インスリン:皮下注射後、4〜8時間で作用、10〜30時間後にピーク。
インスリン剤は自己注射が主体で、1型だけでなく、2型でもインスリン注射が必須となる場合もあります。
携帯用のペン型も多く、老年者や視覚障害者に適した注射器もあります。
またインスリン持続皮下注入療法もあり、その場合は携帯用小型ポンプを用います。



●口血糖降下薬oral antidiabetic:
1.スルホニルウレア系(SU剤):2型に使用。膵β細胞を刺激してインスリン分泌を促進。
2.スルホンアミド系:SU剤と同様の扱い。
3.ビグアナイド系:肝臓での糖新生(生成)を抑制。インスリン抵抗性を改善。
4.インスリン抵抗性改善薬:肥満例にも適応可。肝機能障害も起こりうる。
5.食後過血糖改善薬:軽症例に有効。
6.速効型食後血糖降下薬:食事の直前内服でβ細胞からのインスリン分泌を刺激。
7.糖尿病性末梢神経障害治療薬:末梢神経でのソルビトール蓄積を防ぐ。
これら注射型にしても経口投与型にしても食事、運動療法とともに医師の十分な指導が必要です。



●1型糖尿病の治療:

基礎分泌インスリン(持続的)と追加分泌インスリン(食事時など律動的)を適切に作用させるために 血糖自己測定SMBGが必須となります。
血糖自己測定(SMBG:self-monitoring of blood glucose):
1日の測定回数は2型糖尿病患者の場合は3回までで、1型糖尿病患者の場合は4回まで認められています。また1型、妊娠糖尿病、強化インスリン療法患者などではこの測定は不可欠です。

基礎分泌インスリンの補充は長時間作用の特効型インスリンにより1日1回でも安定するように なりましたが、より安定性を求められる場合には1日2回注射を行う場合もあります。
追加分泌インスリンでは毎食前30分の速効型インスリン若しくは食事直前の超速効型インスリンが用いられ、後者の利便性が多く評価されています。
SMBGは毎食前と就寝前に行い、目標値は出来るだけ毎食前と就寝前ともに120mg/dLに、HbA1c目標値は6.5%未満にします。



●精神面および心の自己管理:

病初期は一生涯の治療と合併症に対しての不安と精神的苦痛が多大となりますし、周囲の無理解が ストレスを蓄積させる原因ともなりえます。それで同じ患者同士の会合や勉強会などに積極的に参加して孤立感を取り除いたり問題解決のアドバイスを得たりすることが効果的です。






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