無料で読める家庭の医学 病気・疾患の解説、原因、症状、診断法法、治療方法、処方例などをわかりやすく記載


糖尿病網膜症・黄斑症・眼筋麻痺・虹彩炎・外眼筋麻痺


●糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう):diabetic retinopathy
網膜血管の透過性亢進と網膜血管の乏血、閉塞をおこします。、糖尿病にかかって10年を超える患者 においては約半数がなんらかの網膜症状をおこしていて、また 全体の1%以上が失明を経験しているといわれています。

●糖尿病黄斑症(おうはんしょう):diabetic maculopathy
黄斑は網膜の敏感な部分で中心視覚面area centralisとも呼ばれています。 この糖尿の症状が網膜症による視力低下の主原因とも言えるもので、その内黄斑浮腫(血管網の深部に障害を受けると、毛細血管から外網状層に漏出液が貯留した症状)という病型は黄斑症のうち90%にのぼります。 また網膜症がほとんど進んでいない眼にもこの病気が起こります。

●糖尿病眼筋麻痺(がんきんまひ):diabetic ophthalmoplegia
神経栄養血管の微小循環障害が原因で、急性的に生じますが数ヶ月で自然緩解もあります。

●糖尿病虹彩炎(こうさいえん):diabetic iridocyclitis
急性の非肉芽腫性前部ブドウ膜炎の症状で、充血や化膿がおこります。

●糖尿病性外眼筋麻痺(がいかんきんまひ):diabetic external ophthalmplegia
眼球の末梢神経の運動障害。瞳の機能が麻痺をおこして、瞳孔不正、左右不同、縮瞳、 対光反射の遅延などの症状が出て、眼に入る光のコントロールが困難になります。

■治療・処方例
・出血がある場合:血管強化薬・カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム(アドナ錠30mg)  3錠 分3
・網膜・脈絡膜循環障害改善薬・カリジノゲナーゼ(カルナクリン錠50単位)  3錠 分3
・細小血管閉塞改善薬・リマプロストアルファデクス(プロレナール錠5μg)  3錠 分3
・黄斑浮腫改善薬・トリアムシノロンアセトニド(ケナコルト-A注20mg/8mg/4mg)  テノン嚢・硝子体に注入






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