痔核hemorrhoid, pile(イボ痔) |
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発症のしやすい人は妊娠の晩期、また分娩時、仕事などで長時間椅子に腰掛ける、立ち仕事などでも肛門に負担がかかる場合などでもあります。
■症状: 内痔核の症状は主に痔の部分が肛門より外に出る事(脱出)と出血があります。 出血は排便時に肛門ににじむ程度から滴り落ちるほどになったり、さらには常時起こるようになる場合もあります。 そうなると当然肛門が不快な湿り感や異物感、痒み、出血が長びいてくると貧血なども見られます。 痛みは特に感じないのが特徴ですが、内外痔核に進展すると痛みも感じます。
■診断: 指診だけでは肛門管内部の痔核であることを診断しにくいですので、肛門鏡や排便時の診察なども行いながら診断します。 脱出の程度は4段階に分類されています。 一期:脱出は無いが出血を見る。 二期:排便時に脱出を見るが再び肛門内に戻る。 三期:排便時の脱出があると手で戻さないかぎりそのままである。 四期:排便時だけでなくても容易に脱出したままになる。
■治療: 先ず先決されるのは薬による治療で、痔があるからと言って必ずしも手術で切り取るわけではなく、保存的な療法が用いられます。 経口の服用薬もありますが、主体は坐薬(ざやく)*や軟膏が用いられています。薬種では痔静脈の血流改善や抗炎症剤や緩下剤を用います。(座薬と書く場合もあります) 経口剤では次の薬剤が使用されています。 トリベノシドtribenoside(製品名:ヘモクロン)。静脈血管叢エキス(ヘモリンガル)。 メリロ-トエキス(タカベンス、エスベリン、サーカネッテン、ヘモナーゼ)。 坐薬・軟膏は次のものがあります。 ロートエキスタンニン酸scopolia extract and tannic acid(ロートエキス・タンニン、ルブリテックス、ボラザG、ボラギノールN、大腸菌死菌製剤(ポステリザン、ヂーノン)大腸菌死菌・ヒドロコルチゾン(強力ポリステザン、ポリステザンF、ヘルミチンS坐剤、プロクトセディル、ネリプロクト。 手術を行うべきかの見極めや方法は病院側とよく相談するとよいでしょう。 脱出が第三期や四期に達すると共に出血が難治性であれば望ましいでしょう。 一般的手術としては脊椎麻酔を施行して痔核を切り取ります。 1970年前まではホワイトヘッド法が用いられていて、痔核とその周囲も切り取っていましたが排便などの機能面でも問題が残り現在では用いられなくなりました。 他にもいろいろな切除縫合法や結紮療法(けっさつりょうほう)、 レーザー、赤外線、電流などで内痔核を焼き切る方法もあります。
本格的手術の場合、最低数日間の入院が必要ですが、
他にも外来で局部麻酔による簡易な外科的治療もあります。 それで外科的な治療方法はさまざまですが、どの病院の医師も全てのやり方に熟練しているわけでもなく、また全ての治療を行っているわけでもありませんので、よく相談すべきでしょう。若し患者の側に治療法に拘りがあれば転院など、病院を選ぶことも視野に含めなければなりません。 →裂肛・痔瘻・脱肛 |