虫垂炎(ちゅうすいえん)appendicitis(盲腸もうちょう) |
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■原因: 虫垂内腔の何らかの原因で起こる狭窄や閉塞によって内腔の圧の上昇が起こり、腸管内細胞の二次感染や腸管壁の血行障害が引き起こされて生じると考えられています。 狭窄や閉塞の原因としては、糞石や食べた植物の種また皮など消化しにくい溶け難いものなどがある場合や先天的に形態の異常などがあります。 ですから食べたスイカの種が原因であったと言うことも実際にありますし過労や暴飲暴食後にも発症しやすい病気です。 急性虫垂炎と慢性虫垂炎と区別する方法もありますが、慢性という診断や名称は適切とはいえないかもしれません。病理学的にはカタル性、化膿性、脱疽性に分類されます。
■症状: 発熱、食欲不振、吐き気、嘔吐をし、 みぞおちを中心にした上腹部の痛みから24時間以内に右下腹の痛みへと移っていきます。 虫垂の突端が腹部の裏側について炎症を起こしてしまう場合は、歩行時に右下腹部の痛みが増したり腰痛を経験する場合もあります。 息がしにくくなるような痛みである疼痛(とおつう)が右下腹部からお腹全体にまで広がって痛みの程度が増す場合は、虫垂の壁が炎症を起こして腐り、孔があいてお腹に膿が広がって腹膜炎を起こしている場合があります。 虫垂炎性腹膜炎peritonitis due to appendicitisが起きると虫垂切除とともに洗浄やドレナージも行う必要があります。
■診断: 採血、腹部単純X線、超音波などで調べます。 採血では白血球の数の上昇を見ます。約9割りの患者が10,000/μLを越える値を示しますのでこれが大きな指針となります。 また反応タンパク(CRP)値でも調べます。 超音波検査では初期症状はわかりにくく、炎症が少し進んだ場合に有効な診断方法といえます。 虫垂の腫れや壁の厚さ、周囲の膿の有無などを診断します。 白血球の数が現われにくい高齢者や小児などはこの診断は大切です。 虫垂炎と同じような痛みを発する病気は急性腸炎その他も多くありますから、慎重であるべきです。
■治療 検査によって手術で患部を摘出するか散らすかを判断します。 特にお腹を触った時の痛みがひどく疼痛があり、右下腹部を押してから離すときに痛みが激しい場合にはかなり炎症が進んでいる可能性が高いので手術が必要となります。 それほど厳しいものでなければ安静、食事制限、補液、抗生物質などの薬剤で内科的治療を選択します。これで治まった場合でも再発する可能性は高いといえます。 |