慢性胃炎(まんせいいえん)chronic gastritis |
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原因としては、食べすぎ、大酒、喫煙、ヘリコバクターピロリ菌感染、加齢、胃液、十二指腸液、栄養障害、抗胃抗体などが関与していると考えられています。 中でもヘリコバクターピロリ菌helicobacter pyloriは注目され始めていて、慢性萎縮性胃炎の主な原因がこの菌の慢性的な感染ではないかと考えられるようになってきました。 この菌は微好気性グラム陰性螺旋(らせん)状菌で、極多毛性の鞭毛があります。発育至温度は37℃で3〜5日かけて発育します。 この菌の発見、分離は最近のことで1983年に始めて報告がなされました。
■症状: 慢性胃炎は殆どの場合無症状で内視鏡検査でも発見が困難なほどです。 表層性胃炎の場合は上腹部の不快感や鈍痛や胸焼けなどを覚えることもあります。
■治療法: 食生活の乱れがあるならば食事を規則正しくし、暴飲暴食を避け、大酒をやめ ストレスを溜めないように心がけることが大切です。安静も必要な場合があります。 ○びらん、出血、発赤、浮腫などが認められる胃粘膜病変であれば、H2受容体拮抗薬などが 用いられます。(アシノン、ガストローム等) ○腹痛が強い場合は(コリオパン等)。軽症の場合は粘膜防御因子強化薬(セルベックス等) 。 ○胃排泄能異常であれば粘膜防御因子強化薬と胃運動亢進薬の併用が効果的のようです。 (ムコスタ・ガスモチン等) ○ストレス、不安、恐怖心など精神的要素の関与が多い場合は抗不安薬。 (アプレース・グランダキシン等) ○ヘリコバクター・ピロリ菌が慢性胃炎の主原因であるならばその除菌治療も行われています。 (プロトンポンプ阻害薬PPIと複数の抗生物質) *プロトンポンプ阻害薬proton pump inhibitor:胃壁細胞内の分泌小管でプロトンーカリウムATP アーゼのSH基と不可逆的結合をさせる事で酵素の活性を阻害して持続的に酸分泌を抑制するものです。 慢性萎縮性胃炎の場合は加齢とともに発症頻度が増すと考えられており、また胃がん発生のリスクもでてきます。 自覚症状の少ない病気ですので慢性胃炎と診断されたなら少なくとも年に一回は内視鏡検査を行うべきでしょう。 |