無料で読める家庭の医学 病気・疾患の解説、原因、症状、診断法法、治療方法、処方例などをわかりやすく記載
家庭の医学

尿管・膀胱・尿道の各結石症


●尿管結石症(にょうかんけっせきしょう)ureterolithiasis:
尿管とは腎臓から膀胱へ尿を送る管のことです。 この尿管結石は尿路結石の殆どを占めていて、地域的に沖縄、近畿、四国、北海道で多く、更に男性の30〜60歳に多くみられます。

尿管に多く発症する原因のひとつは尿管が5,6mmと狭いために小さな結石でも詰まり易いからです。 これは腎のほうから突然落ちてきて尿流を塞いでしまうので水腎症になり疼痛を起こし、 周期的に痛みが襲ってきます。 更に嘔吐、悪心ばみられショック状態になる場合もあります。 結石は尿酸結石の場合に溶解薬が効く場合もありますが流しだせなければ取り出さなければなりません。



●膀胱結石症(ぼうこうけっせきしょう)cystolithiasis:
膀胱とは尿管から送られてきた尿を一時的に貯留させる器官のことです。膀胱があるためにヒトや動物はある一定時間、排尿をせずに日常の行動をとることが出来ます。 この病気は腎など上部尿路から結石が落ちてきた場合と膀胱内で形成されたものとがあり、大部分は膀胱内で形成したものです。

膀胱までどこにも詰まらずに落ちてきたものは小さいものですから、さらに尿道を通って排泄されるのが普通です。 しかし前立腺肥大症、前立腺癌、膀胱頸部硬化症、尿道狭窄などの排尿障害を起こすことの多い高齢の男性にはしばしばこの病態が見られます。 また別に細菌による慢性的な炎症が膀胱内にあると感染結石が形成される場合もあります。

治療法では出口に近いため経尿道的に結石を砕石することが可能です。 結石が大きく砕石が困難と判断した場合は開腹することもあります。



●尿道結石症(にょうどうけっせきしょう)urethrolithiasis:
尿道とは膀胱から外部に尿を排泄させるまでの管のことを言います。 しかしこの病気はもう一歩のところで排泄されずに尿道に結石がひっかかっている状態のことを言います。広い膀胱内部で結石がある程度育ってしまったものなどが排尿のさいに尿道を通りきれない場合いに起こりますので、強度な排尿障害、排尿痛を起こし、血尿や尿失禁を来たす場合もあります。
殆ど出る寸前までであれば、ピンセットで摘み出せますがそれが無理なら逆に一旦膀胱内部に押し戻してから砕石をします。






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