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■原因:
B型C型の慢性肝炎は6ヶ月以上肝臓に炎症を起こし、障害が認められる場合を指していいます。
慢性的に炎症が起きると肝細胞の壊死と再生が繰り返される結果、肝硬変へと進展する恐れがあります。
慢性肝炎の原因は主に急性肝炎を起こす原因となるウイルスがあります。
■新犬山分類:
なお、慢性肝炎の肝組織診断基準は日本においても定められれいて、1967年に愛知県犬山市においてなされた犬山シンポジウム
により始めて犬山分類が提唱されました。その後1974年と1978年の二回改訂が行われましたが、更に1996年の犬山シンポジウムで、新犬山分類が発表されました。
この新分類では慢性肝炎の際の肝臓の繊維化が病変の進展度合いを知る上で重要であることの認識が示されています。
従来から病変の程度の目安とされている壊死や炎症の具合をA0〜A3
(A=Activity)の4段階で評価すると共に、
F0〜F4(F=Fibrosis:F0は繊維化なし。F1は門脈域の繊維性拡大。F2は繊維性架橋形成。
F3は小葉のひずみを伴う繊維性架橋形成。F4は肝硬変。)
の5段階に区分された繊維化の病変が新犬山分類に盛り込まれています。
■B型慢性肝炎:
B型肝炎ウイルスが住みついた肝臓は急性肝炎を生じても一過性で治癒されうるものですが、
免疫能力の弱い人に住みつくとウイルスの排除が完全に行われない場合、キャリア化が生じます。
その中でも母子感染が多く見られ、母親がB型肝炎ウイルス保菌者(HBキャリア)である場合出産時に子供へ感染します。
特にHBe抗体が陽性である場合8〜9割の確立で子供がキャリア化します。
その後10年から30年ほどの長期間を経て肝炎をみとめる場合が多くみられます。
肝炎の期間は数ヶ月から数年におよんだあと、HBe抗体陽性の状態で無症候性キャリアとして一生を過ごします。
その中で、一部の人はウイルスが消失してキャリアから離れることが出来ますが、約10%の人は慢性肝炎へと移行してしまいます。
■C型慢性肝炎:
C型肝炎ウイルスのHCキャリアにこのC型慢性肝炎が生じます。
感染経路は血液、体液などですが、性行為や出産時の感染は低いものと考えられていますから、輸血や医療場面での感染が主と
なりますが、それも現在ではかなり減少してきています。
B型と違う点は免疫機能が正常に働いている人でも高い割合でキャリア化するということです。
HCキャリアの診断ではHCV-RNA測定が正確な検査が出来ます。これが陽性であればキャリアであることを意味します。
いずれにしてもこの慢性肝炎による自覚症状は殆どなく、血液検査で発見されるという場合が多いのです。
■慢性肝炎の治療:
普通に生活出来ますが、アルコールの摂取は制限を設けなければなりません。
食生活は高たんぱく、高ビタミンの物が望ましく、ジャンクフードやお菓子を食事代わりにすることは望ましくありません。
薬剤ではインターフェロンがよく用いられますが重篤な副作用もありますから使用後の観察が必要です。
インターフェロン製剤としてはインターフェロン・アルファ、ベータ、ガンマの3種類に大別できますが、
インターフェロンアルファが最も広範で使用例が豊富です。
スミフェロン[住友]・IFNα[持田]・OIF[大塚]・キャンフェロンA[武田]・ロフェロンA[中外]・イントロンA[シェリング・ブラウ]アドバフェロン[山之内]
副作用としては間質性肺炎、抑うつ症状(重度の不安感、絶望感)糖尿病、急性腎不全、溶血性尿毒症症候群、汎血球減少、心不全、意識障害、皮膚潰瘍などがあります。
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