バセドウ病(バセドー病)Basedow disease:甲状腺機能亢進症 |
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■症状: ●甲状腺中毒症:以下の臨床症状を呈するとき。 バセドウ病にかかるとまず、甲状腺がびまん的に腫れを生じることが多く見られます。更に甲状腺の機能が亢進する、即ち甲状腺ホルモンが過剰になり代謝の刺激が過度になるために、静止している時でも運動している時のように体が熱くなったり汗が沢山出たり(発汗過多)し、また水を多く飲みたがります。 エネルギー消費が増大してきますので段々と体重が減少してきます。また頻脈(脈拍が速まること)を起こし動悸を感じたり、疲労感を安易に覚えます。 また手指に振戦を起こしたり軟便・下痢などの症状も現れます。 (振戦:不随意運動のひとつで、一秒間に数回から10回の速さで細かいリズミカルな振えを起こします。)
・バセドウ病眼症Basedow ophthalmopathy: ダルリンプル徴候Dalrymple signとはそのなかでも顕著なもので、上眼瞼挙筋(ミュラー筋)が過度に緊張することにより眼瞼が釣りあがり、眼裂開大(ビックリ・驚いた目)を起こします。 更に眼瞼浮腫(上瞼の腫れ)、眼球運動障害では複視(物が二重に見える)などを起こす場合もあります。
■診断: 先ず体全体の筋肉の動き、動作から判断でき、眼の独得の症状からも診断できます。 また血液検査では甲状腺ホルモン産生が上がっていますからその数値が上がりますが、 一般的には甲状腺刺激ホルモン(TSH)のほうの数値を検査します。 甲状腺が亢進してホルモン産生が過剰であれば、産生のための刺激は抑えられますからTSH値は低くなります。 (反対に甲状腺機能低下の場合はTSH値は高めに出ます。) 更にTRAbが存在するのを確認します。 甲状腺の画像検査を行い、大きさと機能が正常な組織であるか判定します。
■治療: ・薬による治療: 甲状腺ホルモンの産生量を抑える働きとして チアマゾールthiamazole(メチマゾールmethimazole、メルカプトメチルイミダゾールmercaptomethylimidazole;MMI): 商品名メルカゾール錠(緊急には注射もあり)(中外)、若しくは プロピルチオウラシルpropylthiouracil(PTU)(商品名:プロパジール;中外、チウラジール;三菱ウェルファーマ) を用います。 またその薬とと組み合わせて β遮断薬の塩酸プロプラノロールpropranolol hydrochloride(商品名:インデラル;住友-アストラゼネガなど) を用いて心拍を遅くさせたり振戦を抑えたりすることも出来ます。 最初の1〜2ヶ月で機能亢進症状がほぼ消失したら、薬量を少しずつ減らして行きますが、数年の服用は必要です。
・放射性ヨード療法radioiodine thrapy:
・手術による甲状腺切除術: |