群発頭痛(ぐんぱつずつう):cluster headache |
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■症状: 群発頭痛の特徴的かつ代表的な症状は、唐突に右か左の片方の目の周りまた眼窩部に激しい痛みが生じると同時に鼻水や涙が出てくるもので、これが15分程度から3時間程度続き、2日に1回から1日8回の頻度で生じ、数週間から数ヶ月続きます。 この痛みはかなり強烈なものでいてもたっても居られないという感じです。 群発と呼ばれているように、ほぼ毎日同時刻にこの発作を繰り返し、普通同じ側に生じますが15%の割合で反対側に起こっています。
国際頭痛学会の診断基準ではこのように定義されています。 A:以下のB〜Dを満たす発作が5回以上ある。 B:痛みは15〜180分間持続する。 C:痛みと同じ側に結膜充血、流涙、鼻閉、鼻汁、前頭部・顔面の発汗、縮瞳(瞳孔の収縮)、眼瞼下垂(まぶたが垂れる) 、眼瞼浮腫のうち1つ以上を伴う。 D:隔日から多いときで1日に8回起こる。 E:器質性疾患を除外出来る。 それで他の頭痛の場合のように吐き気や嘔吐、光や音に過敏であったりそれが原因で憎悪する事はありません。 この発作は通常数週間から数ヶ月の間持続(群発)した後、数ヶ月から数年の寛解期を経て再び同様の発作を繰り返します。 尚、この頭痛はしばしばアルコールや狭心症の薬であるニトログリセリンで誘発されます。
■診断: 診断は問診でかなりわかりますし、必要であれば頭部のCT検査やMRI検査を行います。 CT;コンピューター断層撮影(CTスキャン):X線を人体周囲に回転させて照射しますが、 フィルムに感光させる代わりに検出器でX線吸収率を測定、演算させて断層画像を構成させます。 MRI;磁気共鳴断層撮影:X線を使用しないので被爆の心配は全くありませんが、大きな磁場に入りますのでペースメーカー 使用者は検査できません。めがねや補聴器もはずします。この検査方法では画質が良好ではありますがコストがかなりかかります。
■治療: 発作中にはフェイスマスクによる100%酸素の吸入(7L/分)を10-15分間用いますので、市販の低濃度の酸素缶では効果が現れません。 治療薬の例 ・スマトリプタンsumatriptan:イミグラン注3mg(グラクソ・スミスクライン) 1回3mg 皮下注射 ・酒石酸エルゴタミン製剤:カフェルゴットCafergot(チバガイギー-ノバルティス) 1-2錠 分2 眠前 ・カルシウム拮抗薬・塩酸ベラパミルverapamil hydrochloride:ワソラン錠 40mg(エーザイ) 3錠 分3 ・塩酸ロメリジン:ミグシス錠(ファイザー) 5mg 2錠 分2 ・プレドニゾロン:プレドニン錠(塩野義) 5mg 分1より開始し漸減 ・気分安定薬(抗躁薬)として炭酸リチウムlithium carbonate:リーマス(大正)、リチオマール。 ・非ステロイド性抗炎症薬であるインドメタシンindometacin:インダシン(万有)インテバン(住友)など。 |