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家庭の医学

筋クランプ(こむらがえり):sural cramp・R252


■原因:
筋クランプとはこむら返りのことで、不随意の局所的かつ突発性の骨格筋の筋収縮を起こすものです。加齢に伴って頻度が増し、50歳以上の外来患者であれば月に1回以上筋クランプすなわちこむら返りを経験している場合が殆どのようです。

筋クランプを起こす原因として、運動、妊娠、血液透析、肝硬変、電解質異常(マグネシウムや カルシウムやカリウムが不足している状態)、甲状腺疾患、糖尿病、塩分の不足、動脈や静脈の末梢循環の不全、末梢神経障害、運動ニューロン病、筋疾患、利尿薬、β拮抗薬など薬が関連したものなどが考えられます。しかしその機序(メカニズム)は不明で原因も突発性の場合が多く、治療後に再発が起こらないように完治出来る疾患ではありません。
しかしその殆どは健常人にみられる一過性のものと判断でき、薬による治療も行われない場合も多くあります。



■症状:
筋クランプは脹脛(ふくらはぎ)に多くみられ、軽度ではあっても痛みを伴う場合が殆どで、数秒で終わることもあれば数分続く場合もあります。 若い人であっても水泳前の準備運動不足の状態でプールに入るとしばしば経験します。 筋に収縮がみられるといわゆるつった状態になります。



■診断・治療
筋マッサージ、ホットパック(シリカゲルを主原料にした合成保温剤)などの理学療法、 消炎・鎮痛用湿布や塗布剤を使用します。 また膝を伸ばした状態で足を背屈させればこむら返りの辛さを軽減出来ます。 投与薬では筋弛緩薬(きんしかんやく)が一般的です。

治療薬の処方例
・筋弛緩薬:塩酸チザニジン(テルネリン錠1mg:チバガイギー-ノバルティス) 3錠 分3
・抗不安薬(中力価型):ジアゼパム(ホリゾン、セルシン錠2mg) 3錠 分3
・ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒 7.5g 分2-3 食前または食間。



筋クランプ:sural cramp   筋収縮:muscle contraction   ふくらはぎ:calf   加齢:ging   マッサージ:massage
運動:physical exercise   妊娠:pregnancy   肝硬変:liver cirrhosis   電解質:electrolytes   甲状腺:thyroid gland  
糖尿病:diabetes mellitus   ホットパック:hot pack 






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