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家庭の医学


焦点発作(しょうてんほっさ)・癲癇(てんかん)


●焦点発作(部分発作)の症状:
発作は以下に分類されています。

○単純部分発作
発作が一側大脳半球の一部から始まって、後に広がっていくもので、意識障害のないもの。
○複雑部分発作
意識混濁(いしきこんだく)や混迷(こんめい)昏眠(こんみん)などの意識障害(いしきしょうがい)も加わる もの。しかし完全な意識消失には至りません。
*意識混濁:指南力と注意力に曇り若しくは陰り(clouding)が生じた状態で、判断力や思考力にも 障害が生じます。
*意識障害:定義範囲が広いですが、典型例として病的な眠りやもうろうとした状態を指します。

○二次性全般化発作
なんらかの部分発作で始まり、その後急速に大脳全体を両側性に活性化し、全身けいれん発作に進む もの。

これらは脳の各部位ごとに症状が異なります。以下は幾つかの脳の部位ごとの主立った症状を記します。



●てんかんの各症状:
○側頭葉癲癇(そくとうようてんかん)
症状では口をもごもご動かしたり服をつまんだりする精神運動発作(自動症)があり、 更には知能障害や認知障害を起こすこともあります。 これは難治性のもので海馬(かいば)に主な起源があるとされており、治療として海馬切除術が行われるよ うになりました。
○前頭葉癲癇(ぜんとうようてんかん)
夜間や起床時に起こしやすく、運動性要素の強い性質のもので、言葉が突然止まったり奇声を発したり もします。
○頭頂葉癲癇(とうちょうようてんかん)
主な症状で体性感覚発作があり、異様で不快な感覚を覚えます。また痛みを感じることもあります。 更に強直(きょうちょく)や間代発作(かんだいほっさ)を起こすこともあります。
○後頭葉癲癇(こうとうようてんかん)
そのうち特に単純部分発作では視覚症状が特徴的で、フラッシュが焚かれたように光ったりキラキラ 明かりが見えたり、また視野の内の半分が見えなくなったりします。 更に、見え方が不自然になったり変形して見えることもあります。

ミオクローヌスてんかん   部分発作   てんかん発作


日英対語:
部分発作:partial seizure   焦点発作:focal seizure  強直:tetany 
側頭葉てんかん:temporal lobe epilepsy    海馬:hippocampus
前頭葉てんかん:frontal lobe epilepsy   頭頂葉てんかん:parietal lobe epilepsy
後頭葉てんかん:occipitl lobe epilepsy  間代:clonus  発作:seizure・cramp
視野:visual field  痙攣(けいれん):convulsion disorder  昏眠:somnolence   
意識障害:consciousness disorders,consciousness disturbance
意識混濁:consciousness clouding   



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